バブル真っ只中、岐阜市に税理士事務所を開設しました。まだポケベルの時代だったので、事務所職員を1名雇い入れ、ビルの1室からスタートしました。この時、顧客は13件。修行していた税理士事務所の先生が勇退されるおり、引き継いだお客様です。先生は病院の会計が専門だったため、私も当初から病院や診療所、介護施設などに特化した税務に取り組んできました。 医療に限らず、特定の業種を重点的に扱うと、類似した事例の対処や情報の共有、応用などができて、どんどんスキルが高まります。すると「あの事務所に任せれば、開業や経営について的確なアドバイスが得られる」と感じてもらえるようになり、お客様がまた次のお客様を呼び込む流れができていきます。特に、医師の先生方は縦も横もつながりが強く、連携がうまく図られているため、ありがたいことに今もお客様の間で「信用が一人歩き」する状態が続いています。 創業から30数年、おかげさまで現在は、医療系クライアント、約700件、個人、一般企業約300〜400件の税理士法人になりました。 お客様との物理的、心理的「距離感」を大切に考え事務所を羽島、岐阜、金華、大垣、名古屋の5か所に設け今すぐ会える距離にいて、なんでも相談できる「地域のよろず相談所」であることを心がけております。